ISO9001認証 QMS9001認証

再生産可能な森林資源の有効活用をめざして。

国産材の活用

地元産杉を使った「杉合板」

九州の"森林(みどり)"の整備のお手伝い

木を有効に使い、跡地に植林をすることは地球の温暖化防止、水質保全等の環境保全に役立ちます。しかし、日本国内においては、戦後植林された杉・ひのきが伐期を迎えておりますが、利用も手入れもされないまま放置されている山を多く見受けます。 このままでは日本の森林はダメになってしまうと危惧されています。

はじめに − 出会い −

1991年、水環境会議熊本、熊本県、建築士会の一部から「水を守るため、森の整備が必要だ。 そのため、間伐が必要だが、使い道がない。是非合板にできないか?」 との依頼を受け、地元産杉「杉合板」の開発を始めました。

日本国内の現状

開発当初、日本国内で使用されている合板の原木は、多くが輸入材によってまかなわれている一方、国内で戦後植林された杉が伐期を迎えており、これを上手く利用することで、原材料を海外に依存する必要がなくなり、国産材の需給率を上げることができました。

国産材合板の開発

杉は、輸入材に比べるといくつかの欠点があり、杉合板の開発は困難なものでした。しかし、技術の進歩、市場の変化にともない、ようやく実用化の段階にこぎ着けました。 特に、ロシア産カラマツに比べ約30%程軽いという特性を活かせる国産材「ネダノン」は最も適した用途だと思います。その後より強度の高い国産ひのきと杉を組み合わせた「国産ひのき構造用合板」を開発、2018年にはすべての合板を国産材へと移行することができました。

日本の森林、環境を保護するため、杉・ひのきの有効利用を進めなければなりません。その為の合板製造の技術的な問題点はほぼ解決されたと思います。今後は実際に住宅建設に使用して、山から建設現場までの物流、商流の流れを効率よくして、コストダウンを進めることが次の需要拡大、ひいては日本の森林、環境保護につながると思っています。

バナースペース

新栄合板工業株式会社

〒867-0034
熊本県水俣市袋赤岸海50番地

TEL 0966-63-2141
FAX 0966-63-2145